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ささめ茶こし急須

いつも、日本茶、鹿児島茶、知覧茶専門店「すすむ屋茶店」をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

 

煎茶や紅茶を美味しく淹れるために必要不可欠な茶こし。
突然ですが、皆さんは急須を選ぶとき、「茶こし」のことも考えて選んでいますか??

 

茶こし

 

実は、茶こしで味わいが変わるほど、日本茶にとって茶こしは重要な存在なんです!

 

本日は、より一層美味しい日本茶を楽しむために、「茶こし」について一緒に学んでいきましょう。

 

 

1.茶こしの種類と特徴

茶こしには、形、大きさ、素材などが異なる様々な種類があります。

なぜそんなにたくさんの茶こしが存在しているの?と疑問に思った皆さま方!!
すぐにその答えをお教えいたします!笑

 

それは、用途に合わせて茶こしを選んでもらうためなんです!!!

 

日本茶にも、煎茶、紅茶、ほうじ茶など様々な種類がありますよね。
茶こしはそんな日本茶の種類に合わせて、美味しく淹れることができるよう、たくさんのバリエーションがあるんです。

 

つまり、ご自身が飲んでいる日本茶に適した茶こしが分かれば、より一層美味しい日本茶を楽しめるということなんです!!

 

それではまず、茶こしの形状の違いで大きく3タイプに分けてみましたので、それぞれの特徴をみていきましょう。

 

 

①本体一体型

茶こしと急須が一体になっているタイプです。

別途茶こしをセットする必要がなく、急須内の空間を広くとることができるのが特徴です。急須内で茶葉がきちんと広がり、茶葉が持つ美味しさを十分に引き出すことができます

 

代表的なものに、急須内部に直接茶こし用の細かい穴があいた、「ささめ(セラメッシュ)」と呼ばれるタイプや、ステンレス製の網が急須内部に貼られているタイプがあります。

 

ささめ(セラメッシュ) 本体一体型ステンレス製茶こし

 

 

 

② 取り付け型

急須内に取り外しの出来る茶こしをセットして使うタイプです。茶殻を捨てやすく、使い方やお手入れが簡単なのが魅力です。

 

最も一般的なものは、誰でも一度は使ったことがある「かご網タイプ」。茶葉が広がる空間を確保するために、出来るだけ大きく、深さのあるものを選ぶことがポイントです。

 

 

また、急須の注ぎ口に差し込む「インサートティーストレーナー」と呼ばれるタイプもあります。こちらは、とってもコンパクトな茶こし!!

急須内の広さを確保できるため、美味しい日本茶を抽出できるのはもちろん、ガラス製急須を使用すると、茶葉の広がる様子を楽しむこともできますよ。

 

インサートティーストレイナー

インサートティーストレーナー2

 

 

③独立型

マグカップや湯呑みに直接入れて使うタイプです。急須の要らない手軽さで一人暮らしの方に人気です。

 

持ち手のついたかご網タイプは、カップの縁にかけて使用します。来客などがあった際は、サイズさえ合えば急須にセットして使用することもできます。シーンに合わせて使い分けることができて便利ですよね。

 

かご網茶こし

 

 

また、マグカップに直接入れて使うタイプもあります。ティーバッグ感覚で、カップ1杯分のお茶を簡単に作ることができます。

 

ティーストレーナー

 

 

 

次に素材の違いによる特徴をみていきましょう。

 

①ステンレス製

茶こしに使われている最もスタンダードな素材です。
お値段もお手頃で、耐久性が高く変色もしにくいため、長く愛用できるメリットがあります。

ステンレス網は、目が極めて細かいため、茶葉が目詰まりする心配も少ないです。

 

 

②陶器製

陶器製の茶こしを代表する「ささめ」は、常滑焼急須などの高級急須でよく見かけるタイプで、職人によって丁寧に作られます。

陶器製の急須には、お茶の苦み・渋み成分を吸着し、日本茶のうま味を引き出してくれるというメリットがあります。

 

しかし、陶器製の茶こしは目詰まりすると思っている方も多いと思います。従来のタイプは茶こし用の穴が大きく、確かに目詰まりしやすいというデメリットがありました。

現在、鹿児島茶の主流となっている知覧茶を代表とする「深蒸し茶」は、茶葉が細かいため、うまく漉すことができませんでした。

 

本体一体型茶こし

※こちらのタイプは、ほうじ茶や番茶を淹れるのに適しています。

 

そんな人気の高い深蒸し茶を、ストレスなく飲んでもらいたいと考案されたのが「ささめ」なのです。

 

すすむ屋が扱う日本茶も実はほとんどが深蒸し茶です。

当店で実際に深蒸し茶を淹れる際、使用しているのも、ささめ茶こしの急須ですが、目詰まりが気になることはありませんのでご安心ください。

 

煎茶を淹れる様子

 

 

 

2.茶こしの選び方

冒頭でも少しお話した通り、茶こしは日本茶の特性に合わせて作られています。
そのため、その茶葉にあった茶こしを選ぶことが最も重要です!

 

さぁ、ここからは、皆さまが日常的によく飲まれる、煎茶と紅茶に適した茶こしをご紹介していきます!

 

【煎茶】

煎茶は、茶葉をお湯にしっかりと浸からせ、茶葉がきちんと開くことで美味しい日本茶の成分を抽出する事ができます。
そのため、急須内のスペースを広く確保できる「ささめ」茶こしをおすすめします。

 

ポイントは底が広い形状の急須を選ぶこと。
煎茶は、急須にお湯を勢いよく注いでしまうと、茶葉が動き、渋み・苦みが強く出てしまいます。
急須の底が広いと茶葉にお湯が直接あたることなく、まろやかで旨みたっぷりの日本茶を上手に抽出することができますよ。

 

また、かご網型の場合は、かご網が浅いと茶葉がお湯にしっかり浸かることができないので、網が急須の底に届いている深くて大きいサイズのものを選びましょう。

 

 

【紅茶】

紅茶用の茶こしは、上下にゆとりのある形状のタイプがおすすめです。

煎茶と異なり、紅茶はお湯を注いだときに、茶葉が浮き上がったり沈んだりの上下運動(ジャンピング)を起こすことで、紅茶本来の香りや旨みが引き出されます。

 

そのため、「インサートティーストレーナー」のような、お湯の対流を邪魔しないコンパクトな茶こしがおすすめ。

取り付ける急須(ティーポット)は、茶葉がジャンピングできるような上下にゆとりのあるものを選ぶと、より一層美味しい紅茶を楽しめますよ。

 

ティーポット

 

 

 

3.茶こしのお手入れ方法

毎日使うものだからこそ、日々のお手入れ次第で、長く愛用できるかどうかが決まります!!!
難しいことは一つもありません!今日からぜひ実践してみてくださいね。

 

茶こし(急須)の洗い方は、素材によって異なります。

 

陶器製の茶こしは、水・ぬるま湯ですすぐだけでOK。ポイントは使った後できるだけすぐ洗うこと。茶葉を残したままだと、雑菌が繁殖しやすくなります。
陶器は洗剤の匂いを吸着してしまいますので、洗剤の使用は避けてください

 

細かい茶葉が急須の中に残ってしまった場合は、無理に落とさなくて大丈夫
なぜなら、水ですすいだ後、しっかりと乾かすからです。しっかりと乾燥させることで、内部に雑菌が繁殖するのを防ぎます。急須に残ってしまった細かい茶葉も、乾燥させるとはがしやすくなりますよ。

 

茶渋が気になってきたら、柔らかいブラシで優しく擦ってください。力を入れなくても、面白いように茶渋が落ちます。専用ブラシがなくても、歯ブラシで代用できます。

 

ステンレス製の茶こしは、洗剤で洗い、目詰まりが気になるようでしたら、ブラシなどで詰まりを取り除くだけです。

 

 

 

4.すすむ屋クルーおすすめの急須

 

最後に、日本茶専門店すすむ屋茶店のクルーがおすすめする「急須BEST3」をご紹介いたします。

 

 

すすむ屋一番人気「すすむ急須」

すすむ急須

 

ささめタイプの茶こしで、高さを抑え、底は広く、置いてあるだけでも凛とした存在感のある無駄のないシンプルな形状です。
日本茶の味を最大限に引き出し、美味しいお茶を淹れる為だけに作られたのがこのすすむ急須です。

 

日々のお手入れのことも考えてデザインされているのもポイント!
お茶の注ぎ口の反対に切れ込みが入っています。この切れ込みがある事で水をさっと注いで傾けるだけで茶殻を簡単に捨てる事が出来るんです。

 

すすむ急須の内部

 

常滑焼職人の梅原タツオ氏による手轆轤(ろくろ)によって、注ぎ口、持ち手に至るまで大切に作られています。そのため、一つ一つ表情が違い、使い込むほど一点ものとしての味が出て、一生モノの急須として育っていきます。

 

 

 

女性におすすめ!コロっと可愛い「すすむ急須2」

すすむ急須2

 

「すすむ急須」同様、ささめタイプの茶こし。小ぶりで軽いのに存在感があって可愛い。そんなところがすすむ屋クルーからの信頼も厚いんです。

特徴として、蓋が二重になっているので、蓋を押さえても熱くなく、煎茶だけではなく熱々のほうじ茶を淹れるのにもぴったり。横手の持ち手が本体の上部についているので、手の小さな女性でも蓋の縁を親指で押さえて片手で注ぐことができます

 

重さは約200g。この軽さも片手で使いやすい理由のひとつ。さらに、高さがある分、直径が小さめ、コンパクトなのです。何かと物が多くなってしまうキッチン周りでも場所をとりません。

 

 

紅茶には「クラフトユー」ティーポット

クラフトユーティーポット

 

丸い形状がジャンピングに適したガラスティーポット。透明なので自分の好みの量や濃さも楽しめます。茶こしは注ぎ口にはめ込むインサートタイプなので、葉やお湯の対流を妨げません。ハーブティなどにもご利用できます。

 

 


 

 

さて、今回のすすむスクールはいかがだったでしょうか?

 

日本茶にとって、とても重要な「茶こし」ですが、存在感は少しうすめ・・・笑

これからは、急須のデザインや大きさだけでなく、「茶こし」にも注目して茶具を選んでみてください。

 

いつものお茶時間が少し贅沢な時間になるかもしれません!!

 

皆さまが、「より豊かなお茶の時間」がお楽しみいただけますように。

ではまた、次の記事でお会いしましょう!!!

 

 

<合わせて読みたい記事>

 

今回の記事でも登場した「深蒸し茶」について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください▼

【すすむスクール】13時間目 深蒸し茶とは?深く蒸すお茶?特徴や歴史を一緒に学びましょう!

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