大福茶とは?特徴は?歴史や由来は?年末に見かける大福茶について【すすむスクール】5時間目
皆さん!!おはようございます!!そしていつも知覧茶、鹿児島茶、日本茶専門店のすすむ屋茶店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
さぁ、いまさら聞けない日本茶のアレコレを学んでいく「すすむスクール」の時間です!!!
すすむスクール!この学校では日本茶のことを知らなくていいのです。むしろ知らないほうがいいかもしれません。そのほうが自由に楽しめます!そしてこれから一緒にここで学べばいいのですから!
一緒に私達と日本茶のことをさっと軽く学んでいきましょう!!
その前に皆さん今、何月か分かりますか?月日が経つのは早い!今年もあと1カ月です。!といいますか1カ月もありません!!本当にびっくりしました(笑)!!
だって先日まで秋冬番茶の最盛期(10月)ですよ。それが気がついたらもう12月というこの事実。
そして12月を気付かせてくれるお茶といえば間違いなく大福茶(おおふくちゃ)であると思います!※そもそも読み方が、おおふくちゃ…。(笑)。
なぜかって?それは12月になると全国の茶店や百貨店の日本茶コーナーにこの「大福茶」が並ぶからです!赤いパッケージで縁起がよさそうな、この「大福茶」について今回は学んでいきましょう!!
大福茶の始まりは?大福茶の特徴は?歴史は?由来は?
大福茶の始まりは、天暦5年(西暦951年)までさかのぼります。今現在2018年ですから、1067年前。もう1000年以上歴史があるのです。
日本はそのころ平安時代中期。940年に平将門の乱、941年に藤原純友の乱がおこって10年ですから、少し落ち着いた時代だったかもしれません。
その天暦5年に都である京都に原因不明の疫病が萬栄し、多くの人が病に倒れたといいます。
それを見た六波羅蜜寺の「空也上人」は人々に茶を振る舞います。そして疫病を終息させたそう。
この空也上人がふるまったお茶が「大福茶」の原点ともいえるのです。
※村上天皇が民の無病息災を願って服された「大福茶」。ダイフク茶ではありません。おおふくちゃ(おおぶくちゃ)と読むのです!!
空也上人が疫病を鎮めた天暦5年、時の村上天皇はこの様子をご覧になり、以来、正月元旦に民の無病息災を願って茶を服されるようになったそう。
後に、そのお茶は皇が服されたお茶。つまり「おおふくちゃ」と呼ばれるようになりました。
やがて、皇服茶は人々に幸福をもたらすということから、大きい福という文字があてられ、「大福茶(おおふくちゃ)」と呼ばれるようになり、お正月に飲む縁起の良いお茶として現在まで語り継がれているのです。
大福茶は、それぞれのお店で違う?すすむ屋茶店は玄米茶
大福茶は長い歴史を誇り、現在に至るまで年末年始に飲まれる縁起物のお茶として多くの人に楽しまれておりますが、
大福茶の中身の茶葉は、それぞれの日本茶専門店によって違います。
すすむ屋茶店の大福茶は玄米茶です。鹿児島産の煎茶に熊本産の手炒り玄米。この玄米はくず米を使わず食べられるお米を使用した贅沢な玄米茶です!!※昆布や梅干しをいれたり、金箔をいれる茶店もあります。
すすむ屋の通常の玄米茶もこちらの玄米を使用しておりますが、当然大福茶にもたっぷりいれてます!縁起物ですから、贅沢にいきましょう!
また玄米は食べ物、煎茶は飲み物の代表格であることから、すすむ屋茶店の大福茶には今年一年の無病息災と食べ物、飲み物に不自由がないように。という願いが込められています。
よろしければすすむ屋茶店の→「大福茶」をご覧ください。
今回のすすむスクール「大福茶(おおふくちゃ)について」はいかがでしたでしょうか?
1000年以上の歴史があり語り継がれているなんて、本当にすごいですよね。あとこの記事を書きながら思ったこと。日本茶って改めて体にいいんだなぁと感じました。当時は薬ですものね。今でもお歳暮やギフトに使われるのも納得ですね。
因みに今現在も六波羅蜜寺ではお正月に大福茶の振る舞いがあるそうです。
機会がありましたら皆さんでお出かけするのもいいかもしれません。
そして最後に一言。現代を生きる私達。少なくとも年末年始に頂く縁起の良いお茶と覚えるだけでいいかもしれません(笑)。
あともう一つ!!だいふく茶ではありません!おおふく茶ですからね!!ご注意を!!
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