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いつも、日本茶、鹿児島茶、知覧茶専門店「すすむ屋茶店」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます!

 

 

 

 

12月も後半、寒さが増してきて日本茶の美味しい季節がやってきましたね!今回は今の時期にもピッタリな「玄米茶」のお話です!更にすすむ屋茶店では「大福茶」に玄米茶をお詰めしているので時期的にピッタリ!

 

 

 

大人にも子どもにも大人気の玄米茶!でも改めて聞かれると、玄米茶ってなに?普通の緑茶となにが違うの?知らないけど今さら聞けない…と思っているあなた!

 

 

 

 

大丈夫です!!!日本茶の学校「すすむスクール」で、一緒に玄米茶のことを学んでいきましょう!

 

 

 

 

 

 

玄米茶とは?特徴は?

 

 

さて!いつものすすむスクールらしく!いきなり結論を申し上げます!!!玄米茶とはなにか?それは、「緑茶に、炒ったお米を加えたもの」 です。「炒ったお米」というのは、なんでしょうか?

 

 

 

これは、お米を一晩水につけておいて、蒸した後、さらに炒ったものを言います。ん?「お米」?「玄米」じゃなくて?と気づいたあなた!カンがいいですね。

 

 

 

そうなんです。実は「玄米茶」という名前なのに、ほとんどの玄米茶には、玄米が使われていないんです!実際に市販されている玄米茶の成分表示をチェックしてみると、「炒り米」(煎り米)と書かれており、「炒り玄米」とは書かれていません。

 

 

 

なぜこんなことが起こるのでしょう?気になりますよね。

 

 

 

諸説ありますが、炒り玄米は風味が強い!という特徴があります。そのため、緑茶の方が負けてしまうのです。

 

 

 

本来、玄米茶に使われる緑茶というのは、安くて、味も香りもそれなりのものを使っていました。それなりの緑茶を美味しく飲むために、炒り米を加えることで、香ばしさを楽しんでいたんですね。しかし、そこで炒り玄米を使ってしまうと、玄米の風味が強すぎ、緑茶の風味が感じられない、という残念な結果に…。

 

 

 

また、玄米の品質によって、玄米茶の味も大きく違ってきてしまいます。それなりの緑茶を美味しくしたいのに、高級な玄米を使わないと美味しくならない…としたら、本末転倒ですよね。

 

 

 

 

近ごろの玄米茶には、安い緑茶ばかりでなく、風味が強い緑茶や、玉露、かぶせ茶、抹茶など高級茶を使用したぜいたくな玄米茶もあります!一般的には、炒り米:茶葉=1:1のように、同じ分量で混ぜ合わせた玄米茶が多いようですが、炒り米とお茶のバランスを取るために、色んな割合のものが出ています。

 

 

もし、自分の好きなお茶で玄米茶を作ってみたい!と思ったら、ぜひ、炒り米を作ってみましょう!炒り米を作るのはちょっと手間ですが、好きなだけ炒り米を混ぜれば、オリジナル玄米茶が作れます!そんな、玄米茶大好き!な方のために、炒り米だけを商品化しているお茶屋さんもあります。そして、もし一度、自分で玄米茶を作ってみたら、想像以上に炒り米の風味が強いことに驚かれると思います!玄米茶に玄米を使えない理由、納得できるはずです。(笑)

 

 

玄米茶に入っている炒り米と言えば、こんがりとしたキツネ色の、アラレみたいな…アレですよね!それこそが玄米茶の香ばしさの元です。

 

 

それとは別に、白い花のような、ポップコーンのような、フワッとしたものが入っていることもありますよね。これ、何かご存知ですか?これも炒り米なんです。いや、正確に言うとちょっと違います。言うなれば「爆ぜ米」です。お米を炒っているときに表面が裂けて、ポン!と爆発したものなんです。

 

 

 

 

みなさん、「ポン菓子」知ってますか?お米の形をしたふんわりサクサクのアレです!ポン菓子と同じで、圧力をかけて、あえて爆ぜ米を作るところもあります。どうしてかって?香りをより立たせるという意味合いもありますが、見た目にも綺麗に見えますよね。

 

 

 

 

見た目がきれいなので、飾りとして玄米茶にトッピングしたりします。見た目って重要ですよね!!!※出来立てのときは、ほんのりと甘いお米の香りがありますが、玄米茶として飲むころには、ほとんど飛んでしまっています。

 

 

 

 

 

 

玄米茶の成分。効果、効能。カフェインは?

ところで、ふつうの緑茶に比べると、玄米茶って、渋味が少ない…と思いませんか?よく考えてみてください。茶葉と同じだけ炒り米が混じっている、ということは、ふつうの緑茶に比べると、茶葉が半分しかない、ということでもありますよね。

 

 

 

 

つまり、緑茶の渋味が少ないのは当たり前なんです!さらに、炒り米の香ばしい風味が加わっているので、お子様や、渋い味が苦手な方でも飲みやすいんです!玄米茶は後味がさっぱりとしているので、食後のお茶としても定番ですよね。

 

 

 

そして、もう一つ、玄米茶には注目すべき点があります。それは、カフェインが少ない!!!!渋味が少ないのと全く同じです。茶葉と同じだけ炒り米が混じっている、ということは…もうお分かりですね?緑茶と比べてカフェインが少ないんです!小さなお子様や、妊婦さん、胃腸の弱い方でも気軽に楽しめますね!

 

 

 

玄米茶に関して、よく聞かれる質問があります。「お米が入っているから、カロリーが高いのでは?」という質問。玄米茶に入っている炒り米、そのままパクパク食べるわけじゃないですよね。(いえ、そのままパクパク食べても、もちろん美味しいんですが…笑)玄米茶に入っている炒り米は、あくまでも風味を楽しむためのもの。炒り米そのものを食べるわけではなく、風味だけを抽出するので、カロリーは高くありません。

 

 

 

それでは、炒り米の栄養素はどうでしょうか?お米や玄米を食べるわけではないので、栄養素もないのでは?と思いますよね。

 

 

 

 

実は、炒り米には「ピラジン」という香り成分があります!

 

 

 

ピラジンは、ほうじ茶やナッツ類、焼いた肉などにふくまれる香り成分で、睡眠の質を高めたり、ストレスを低減したり、血圧を下げたり、血行をサラサラにするはたらきも。生活習慣病の予防や、ダイエットにも期待できますね!血行が良くなるので、体がポカポカとあたたまり、寒い季節にはピッタリ!

 

 

 

スーパー成分・ピラジン!!!!は、ふつうの緑茶にはふくまれていません。なので、玄米茶を飲めば、緑茶の栄養素と、炒り米の栄養素、両方を取り入れることができます!玄米茶すごいですね!!

 

 

 

 

 

 

玄米茶の由来・歴史

こんなスペシャルな玄米茶ですが、一体どこで生まれたのでしょうか?玄米茶発祥は、大正末期~昭和初期の京都と言われています。

 

 

 

ごはんを炊いたあと、お釜に残ったおこげがもったいなくて、お茶に混ぜたら美味しかった!なんて話や、お正月の鏡餅のカケラがもったいなくて、炒ってお茶にまぜたら美味しかった!なんて話が伝わっているそうです。いずれにせよ、玄米茶はもったいない精神で生まれたと言えそうですね!

 

 

 

 

 

玄米茶の美味しい淹れ方

玄米茶のこと、たくさん学びましたね!最後に、待ってました!いちばん重要な、玄米茶の美味しい淹れ方!覚えていってください!

 

 

 

玄米茶を美味しく飲むには、香ばしさを目いっぱい引き出すことが重要です!そのために、熱湯に近い温度で入れましょう!

 

 

 

 

その分、抽出時間を短めにして、さっぱりと楽しむのがおすすめです。緑茶を入れるときに熱いお湯を使うと、渋味・苦味成分となるカテキンやカフェインも抽出されやすいのですが、玄米茶は、何度も言うように!緑茶の半分しか茶葉がありませんので!!熱いお湯で入れても、美味しく飲みやすいのです!!!

 

 

 

…さて、ここまでは、定番のよくある飲み方。ここからは、すすむスクールを読んでくださっているみなさまのために!みなさまだけに!とっておきの飲み方をご紹介しちゃいます!!!

 

 

 

玄米茶を楽しむ裏ワザで、抽出時間を長くする方法があります。実は、抽出時間を長くすることで、炒り米のデンプン質が溶け出し、とろみのあるマッタリとしたお茶を入れることができるんです!まろやかな口当たりなのに、玄米茶なので、サッパリとした後味が楽しめる、なんともぜいたくな入れ方です!

 

 

 

後乗せ炒り米を楽しみたいときは、1煎目に低めの温度でじっくり抽出して、2煎目にちょっと高めの温度で10秒抽出、、3煎目に玄米を後乗せして15秒抽出してみてください。

 

 

 

ひとつのお茶で3種類の味わいを比べ飲み。めちゃめちゃぜいたくですね!!!気分に合わせて抹茶をブレンドしたり、ほうじ茶で玄米茶をしてみたり、玄米茶の楽しみ方は無限大です!ぜひ、あなただけのとっておきを見つけてくださいね!

 

 

 

 

 

すすむ屋茶店の玄米茶

 

 

すすむ屋茶店の玄米茶は、とてもこだわりのある玄米茶です!そのまま食べられる美味しいお米をていねいに手で炒って、炒り米にしています!

 

 

美味しいお米の炒り米なので、風味が超濃厚です!しかも、それに負けないような濃厚なお茶を合わせました!

 

 

炒り米 andお茶!強烈なタッグです。(笑)なんと、どちらも負けておらず、究極のバランスをきわめています。なのに、コスパ優秀です。(笑)ぜひお試しください!

 

 

記事でご案内した玄米茶はこちらです


 

玄米茶を使用!季節限定の「大福茶」はこちらです。

 

 


 

 

今回は「玄米茶」を題材に、すすむスクールをお届けしましたが、いかがだったでしょうか?玄米茶には炒ったお米が入っていて、香ばしくて渋味が少ない!ということがお分かりいただけましたか?

 

 

 

 

玄米を使っていなくても「玄米茶」という点には、驚かれた方もいるのではないかと思います。

 

 

 

 

なんとなく玄米茶が好きだった方も、ものすごく玄米茶が大好き、という方も、もっともっと玄米茶を好きになっていただけたら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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